進藤義晴先生 講演会より 


人生は厳しいということー


しっかりと覚えておいていただきたい事は「反省」ということをおやりくださいということです。

一つ一つ自分の行動や言った事の細かいところ心遣いまでー。

いろいろ反省するということは、つまり、自分の間違いを認めるということだから、大変これは辛いことなんです。

いわば自殺するようなものなんです。肉体の自殺は、首なんか吊れば一瞬ですむんですよね。

だけど、間違いのある自分を殺して間違いのない自分を残していくということは非常に苦痛であるし、長いことかかります。

私はそれをずっとやってきましたので、辛さはよくわかります。

けれども、それを乗り越えないとちゃんとした生活はできません。

正しい生活をしなければ、健康もやってこなければ、運勢も好転しません。

そういうことをやりもしないで、健康になりたい、運勢を良くしたいというのは、欲が深すぎる。

虫がよすぎる。因果応報なんですから、苦労しただけのものが返ってくるだけであって、苦労しないでなんとかしようとするのは良くないことなんです。間違いなんです。

それで、いろいろな苦難という形でやってきますが、その苦難を皆、嫌がるんですね。苦しい目に遭いたくないですわね。

それを乗り越えようと思って、いろいろ努力しますね。

そして、乗り越えますね。そうすると苦難に遭う前よりも自分が一段上がっているんです、能力が…。

するとその苦難は自分の能力を上げるための試練だったのか、自分を駄目にするための苦難だったのか、

善なのか悪なのかわからないでしょう。

その時に、苦難に負けてペシャンコになれば、それは苦難なんです。悪なんです。

だけども、なにくそと思って頑張って、一段上がって自分は強くなったんですから、そのための試練だったということになるので、これは善になりますね。善も悪も一つのものなんです。

分けられないんです。

どこで分けられるかというと、こちらの対応の仕方なんです。

 

逃げれば苦難になるし、立ち向かえば試練になると…。

 

 

(進藤義晴先生講演録 №2「生き方を変えれば体も運勢も変る」より ファイブそっくす発行)